薬剤師の給与 年収1000万円は可能?

薬剤師の給与 年収1000万円は可能?

皆さんは、どの程度の年収があれば満足されますか?いわゆる「高給取り」という言葉からイメージされる年収は、1000万円が一つの基準とされますが、薬剤師としてこの基準をクリアするのは可能なのでしょうか? ここでは、業種別に薬剤師で1000万円稼げるかどうかを見ていきましょう。

まず、調剤薬剤師の場合です。少々乱暴な話になりますが、調剤薬剤師として年収を上げるには、薬局の売り上げを上げることが重要になります。また、そのためには誰よりも多くの処方箋を処理することが必要となります。

数多く持ち込まれる処方箋を効率よく正確に処理し、患者さんに的確な服薬指導を行い、さらに患者さんやスタッフに好印象を持たれるような、優秀かつ人望の厚い薬剤師にやる必要があります。

ではここまでやれば、年収1000万円をクリアすることができるのでしょうか?残念ながら、調剤薬局においては、一人の薬剤師が一日に処理できる処方箋数が40枚までと法律で制限されています。また、現実問題として、どんなに優秀な薬剤師でも一日24~25枚程度の処理が限界と言われています。

そのため、諸経費などを差し引いていくと、年収1000万円をクリアするのは難しいとされています。但し、地方、特に沿岸部や離島、山間部などの過疎地においては、非常に高額の調剤薬局薬剤師案件が出る場合があります。そういった求人の場合は、年収1000万円に届くものも存在します。

次に、国家公務員としての薬剤師を見てみましょう。国家公務員の給与は法律によって設定されています。国立病院で働く薬剤師の場合は、給与体系が「医療職俸給表(二)」に該当することとなります。

医療職俸給表(二)を参照すると、勤務年数・経験年数・職能などに応じて、1~7級までのランクがありますが、一番高いランクでも月収50万円弱となっています。これに、年2回の賞与を加えても、年収1000万円越えは大変難しいというのが実情です。

最後に、企業のMRです。MRは、別名プロパーとも呼ばれ、製薬会社の営業職とされています。営業成績によって収入が増減する職種のため、1000万円プレイヤーも一定数存在します。

MRは、医薬品情報を医療現場の医師や医療従事者に提供し、医薬品の副作用情報などを収集することを主な仕事としています。従来と比較すると、営業職としてのカラーは薄れてきますが、やはり給与水準は高めに設定されているようです。